菩提寺

菩提寺本堂

菩提寺本堂

浄土宗の開祖 法然上人が幼い時、この寺に住持していた叔父 観覚上人より仏教を初めて学んだ寺として知られる。この時挿した杖が根付いたと言われる樹齢900年の大イチョウがあり、国指定天然記念物になっている。

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名称  菩提寺
所在地  〒708-1323 勝田郡奈義町高円1532番地
TEL  0868-36-5870
概要  菩提寺は七世紀の末頃、役(えん)の行者が修験の行場として開き、奈良時代には
僧行基(ぎょうき)が十一面観世音菩薩の像を刻んで中堂に安置したといわれている。

盛時には七堂伽藍三十六坊があったといわれ、今も長い参道の左右や境域にはそれと
わかる平坦な地があって、往時のあとを偲ぶことができる。

平安時代には、浄土宗の開祖法然上人(ほうねんしょうにん)が叔父勧覚上人
(かんかくしょうにん)の下で、九歳から十三歳までここで修行された。

しかし、南北朝時代の康安元年(1361)伯耆守護山名時氏(やまなときうじ)の焼き討
ちによって、繁栄を誇っていた寺は灰燼に帰してしまい、その後数百年間はわずかに
草堂があるのみで荒れるにまかされていた。

江戸時代に入り世の中も安定し、地元の人達の努力によって次第に寺の整備が進められ
たが、万延元年(1860)火災によって、本堂・庫裡・仏像などが焼失し、鐘楼のみ焼
け残った。

明治十四年(1881)、関係者の努力によって本堂が再建され、続いて庫裡・山門・参道
などの整備が進められ今日の姿となった。

 1.本尊十一面観世音菩薩座像、
京都 大覚寺から文久元年(1861)招来、1.阿弥陀如来像、
江戸 芝増上寺から万延元年(1860)招来、1.勢至丸像(法然十五歳の霊像、
阿弥陀如来像とともに奉納冷泉(れいぜい)為恭作、

1.本堂(観音堂)、
明治十四年(1881)の再建 五間四面茅葺き格天井の家紋図柄などが珍しい、

1.虫食いの鐘、
弘化二年(1845)この地で鋳造、

1.天然記念物、
ア イチョウ(国指定)、
イ 広葉杉(こうようさん)(町指定)、
ウ ヤマナシ(町指定)、         (現地案内板)

交通  JR津山線津山駅より車約40分、

中国自動車道美作ICより車約30分

駐車場  普通車15台、バス1台

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