奈義町は、岡山県の北部中央より少し東寄り、霊峰那岐山南麓に広がる裾野「日本原」にある町で、北は那岐山を介して鳥取県に接している。
那岐山の中腹にある行基開祖の菩提寺は、法然上人が幼少時代に修学した寺として知られ、境内には樹齢900年と言われる大イチョウがある。また、この菩提寺へ行く途中、標高400mの所には、アルプスの民家をイメージした木造二階建ての那岐山麓「山の駅」があり、奈義の産物や食事、広大な裾野とそこに広がる奈義の町の眺望を楽しめる。
麓の奈義町役場近くには、世界的な建築家・磯崎新がその雄大な風景を生かして、芸術と建築と自然が一体化して一つの作品となるように設計した「奈義町現代美術館」もある。