布施神社

布施神社の社叢

布施神社の社叢

鏡野町富地区(旧富村)の鎮守で、樹齢400~500年のケヤキ、カヤ、スギの巨木を中心とする社叢は、県指定の郷土記念物に、5月5日に行われる伝統的なお田植祭は県の重要無形文化財に指定されている。

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名称  布施神社(ふせじんじゃ)
所在地  苫田郡鏡野町冨西谷
TEL  0867-57-2022
祭神 素盞鳴尊(本殿)奇稲田媛命(相殿)
神紋 抱柏葉と三つ巴
祭日 お田植祭 5月5日 大祭礼 10月9日 霜月祭 12月5日
概要  社殿 御霊代を中心に本殿と相殿が並立し、両社とも方一間の春日造。

妻側に庇を付け、正面は四つ折り唐戸を有し、妻、虹梁など組物の装飾は豪華である。

繁たる木を用い、屋根は銅板葺き、勝男木・千木をのせた立派なお社で嘉永6年(1853)
4月建立された。

古くは布施大明神と呼ばれ、富の庄24か村の総鎮守で社領3町8反を有していた。

中世には京都仁和寺の社領でもあった。

お田植祭 五穀豊穣を祈る古来からの伝統行事でいまも氏子により伝承される。

昭和37年4月、県の重要民俗文化財に指定されている。

伝説 古代白河山の宮住に鎮座されていた。ある時、里へ御幸の砌、途中で大暴風雨に
遭遇、水無谷より漂流した。

そして、柚子の木につかまりようやくたどりつかれた場所が、三塚の壇のふもとであった。

邑人は三塚の壇に祠を建て祭儀していたが、この下を通ると災厄があり、永享年中
(1429~40)現在の平地に社殿を遷したと伝えられる。

社叢 郷土記念物 布施神社(ふせじんじゃ)の社叢 昭和59年3月23日指定、

布施神社は,古くは三塚(みつか)の壇(だん)の山頂にあり、享永年間
(1429~1440年)に現在地に移され、富ノ庄(現在の富村、奥津町、上斎原村、
鏡野町の一部)の総鎮守であったと伝えられている。

社殿は東西に並立し、東宮には素盞鳴尊(すさのおのみこと)、西宮には
奇稲田媛命(くしいなだひめのみこと)が祀られており、周りの社叢には
樹齢500~600年のケヤキ、カヤ、スギの巨木をはじめ、ウラジロガシ、
シロカシ、ヤブツバキなど60余種の樹木が混生している。

特に、ヤマフジの古木やヤブツバキの群生のほか北部地域では珍しいヤブコウジの
群生もみられ、狭いながらも自然度の高い樹林を形成している。

文化財  岡山県指定無形民俗文化財 布施神社のお田植祭 昭和37年4月24日指定、

期日ー5月5日、

境内で獅子練りが行われた後、「荒起こし」「しろかき」「くわじろ」「田植え」
の神事が繰り広げられ、最後に殿様と福太郎が登場してこっけいな所作を演じる。

福太郎のこっけいな所作に見物人は大笑いするが、殿様は決して笑わない。

笑うとその年は不作になるといわれている。

名木百選 布施神社のケヤキ(ニレ科)、

推定樹齢 500年、

このケヤキは中山神社(津山市)、半田(美甘村)のケヤキとともに県下三指に
数えられる巨樹である。

交通  JR津山線津山駅より富行バス90分終点下車、

中国自動車道院庄ICより車約50分、

米子自動車道久世ICより車約20分

駐車場  有り

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