両山寺

両山寺

両山寺

両山寺は奈良時代、元明天皇の和銅7(714)年に泰澄大師が創設したと伝えられている古いお寺で早くから信仰の対象として親しまれてきた。かっては本山寺(美咲町柵原地区)・誕生寺(久米南町)と並んで、作南三大名刹と呼ばれていた。盛時には、山内に28もの院坊を擁しており明治時代にもまだ8坊が残っていたという。

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名称  美作国三十三観音霊場 第25番 美作国七福神 二上山両山寺
所在地  美咲町両山寺454
TEL  0868-68-0011
宗派  高野山真言宗
本尊  聖観音
歴史  山岳仏教の拠点にふさわしく本堂・五重塔・鐘楼門のほか20数坊を有していたが、
永録8(1565)年の尼子・毛利の合戦で焼失し、現在は本堂・大師堂・仁王門が
残っているだけ。

室町時代の末期(16世紀後半)の作とされる五智如来石造(県指定重文)があることで
知られている。

本堂前の杉は二上杉と呼ばれ、伝説では伯耆大山の天狗がまず加茂川町の本宮山に飛び、
次いでこの杉に飛んで羽を休めたと言う。

昔は、遠方からでもよく見えて、参拝者の目印に
なっていたとのこと。

久米郡の最高峰二上山(標高689m)の山頂にある。

観音の種類 大黒天
ご利益  富裕と勤勉の神様 開運招福 五穀豊穣の神、ボケ封じ
行事 岡山県無形民俗文化財 両山寺 護法祭、

護法祭は、かって山伏の集まる県北の各地の密教寺院で、密法として行なわれていた。

両山寺護法祭(地元ではゴーサマと呼んでいる)は建治元(1275)年に始められ
毎年8月14日の夜半、暗闇の中で催され、7日間身を清めた「護法実(ゴーサマになる人)」
修験者の密法により護法善神がのりうつり、本堂前の庭を駆け巡り(ゴーサマのお遊び)
仏法擁護・伽藍安全・五穀豊穣を祈る祭りであり、密法修行の諸形態を理解するうえで
貴重なものである。(現地案内板)

郷土自然
保護地域
アカガシの優占する自然林および特異な岩石群(あまんじゃくの重ね岩)
名木百選 二上杉ースギ(スギ科)、推定樹齢ー1,000年、目通周囲ー7m樹高、40m
雲海の見所 久米郡最高峰の二上山の山頂付近からは、秋から冬にかけて津山盆地から福渡付近まで
朝の雲海を見ることができる。

10月初旬~12月初旬、7:00~9:00頃。

交通 JR津山線亀甲駅より車で約20分、または和田北行きバス20分、稲荷乢下車徒歩約30分、

中国自動車道院庄ICより車で約40分

駐車場  普通車40台、バス3台

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