嫁いらず観音院

嫁いらず観音院

嫁いらず観音院

嫁いらず観音院で祈祷を受けた衣服や肌着など布を身体に着けていると、無病息災で幸福に過ごすことができ、年老いて嫁の世話にならないで済むという御利益があるとされる。裏の樋の尻山一帯にはミニ三十三ヶ所霊場が設けられていて、手軽に霊場巡りができる。

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名称  嫁いらず観音院(よめいらずかんのんいん)ー樋の尻観音ー
所在地  井原市大江町1036
TEL  0866-67-2202
宗派  真言宗系単立
開基 行基菩薩、奈良時代の天平9(737)年、
本尊 十一面観音(行基自作)
概要 縁起
行基菩薩が西国行脚で此庄(井原市大江町)に滞在された頃、この地方に妖怪悪鬼が住み、
世人を苦しませていた。

行基菩薩がこれを歎かれ「諸悪を除きたまえ」と観世音菩薩に祈願したところ、観音様は
たちまち姿を変えて三十三身を現わして妖怪退治にむかい中でも千手観音は「大悲の弓」
に「知恵の矢」をつがえて雨あられと射かけ、妖怪らのすくむところを十一面観音が
「大悲の利剣」をふるって鎮定され、これよりこの地方の生活も安泰となった。

そこで、行基菩薩は観音の徳をあがめて、最上の白檀木に十一面観音像を刻み、樋の尻山
大盤石の岩陰に安置し、この山を一大観音霊場とし自ら側らの地に小庵をかまえ、大衆冥福
の祈念場された。これが樋の尻観音の縁起と伝えられている。

以来千数百年参詣者は絶えることなく、とくに年老いた人たちがいつまでも健康で幸福な生涯
を全うして、嫁の手をわずらわすこともないという霊験があり、嫁不要(よめいらず)観音様
といわれるようになった。

縁日にあたる春と秋の彼岸の中日(春分・秋分の日)に大祭が行われ、中四国地方はもとより
広く近畿地方や九州方面からも数万人の参拝者で賑わう。

また、毎月17日には月例祭が行われる。   現地案内板を参考)

奥之院 嫁いらず観音院の背後にある尻山の頂上近くにある。
御利益 無病・息災
大祭 3月彼岸の中日、9月彼岸の中日
拝観時間  8:30~16:30
交通  井原鉄道井原線井原駅より市内循環バス5分、

山陽自動車道笠岡ICより車20分

駐車場  普通車250台、バス20台

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