岡山孤児院発祥の地

大師堂

大師堂

100年余り前、今の岡山市門田屋敷に最大1,200人の孤児を収容していた民間施設「岡山孤児院」があった。創立者で、運営のリーダーが石井十次だった。十次は、22歳の時、ここの大師堂で兄妹2人の子連れの旅の母親から一人の男児を預かって以来、48歳で世を去るまで、孤児の救済と教育に人生をささげた。

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名称  岡山市指定史跡 岡山孤児院発祥の地 昭和36年5月22日指定
所在地  岡山市東区上阿知
TEL  ー
概要  石井十次ー慶応元(1865)年~大正(1914)年、宮崎県生まれーは、近代日本を
代表する開拓的社会事業家で、岡山孤児院を創設した。

十次は明治15(1882)年岡山医学校(現岡山大学医学部)に入学、明治20(1887)年
病気療養と医学実施研修のためこの地に転地した。

その頃大師堂にて兄妹2人を連れ生活に困っている旅の母親に同情し、その男児を
引き取った。

他に2児も預かり、門田屋敷の三友寺に孤児教育会(後の岡山孤児院)を創設し、
その後各地の孤児を収容、明治39(1906)年には1,200人にも達し、全国に
その名が広まった。

この地は、十次が岡山孤児院を創立するきっかけとなったところであり、岡山孤児院
発祥の地として岡山市指定史跡となっている。

交通  岡山ブルーライン西大寺ICより車で約10分
駐車場  近くの県道沿い、案内板横に有り

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