備前焼の里「伊部」
日本六古窯の一つといわれる備前焼。その窯元、古い窯跡、備前焼の瓦、レンガなどを利用して造られた神社などがある、赤煉瓦の煙突が旧山陽道沿いの古い町並みに溶け込んだ街。これら各地点へはJR赤穂線伊部駅からも10~15分以内で行けるこじんまりとした街。⇒岡山県内の人気観光地「倉敷美観地区」・「蒜山高原」を訪れる人も多い。
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JR赤穂線駅舎を併設した形で造られており、1階には東備広域観光情報センターが入居、2階では協同組合備前焼陶友会会員の作家・窯元の作品が展示即売されている。土ひねり体験も可能。
備前焼の美術館で、古備前から現代にいたる作品および資料を一堂に集め展示・公開している。人間国宝館、岡山県重要無形文化財展示室、伝統工芸・現代陶友会会員作家の作品展示室の他、企画展展示室もある。
桃山時代から江戸時代にかけて、備前焼の同業者が共同で使用した大窯で、山麓の傾斜地に、東窯・中央窯・西窯と三基の長さ30mから60m、幅2mから3mに及ぶ半地下式の登り窯を築いている。
名称 | 備前焼の里「伊部」 |
所在地 | 〒705-0001 備前市伊部 |
TEL | 0869-64-2885 備前市観光協会 |
主な見所 | 備前焼伝統産業会館、備前焼ミュージアム、備前陶器窯跡伊部南大窯跡、 備前陶器窯跡伊部北大窯跡、備前陶器窯跡伊部西大窯跡、 天保窯、天津神社、 忌部神社、 不老山展望台、品川ファインセラミックス、備前焼まつり、JR赤穂線伊部駅、 JR伊部駅前観光駐車場 |
交通 | JR赤穂線伊部駅下車、
山陽自動車道備前ICより車約10分、 山陽自動車道和気ICより車約15分 |
駐車場 | JR伊部駅前観光駐車場 |
天津神社の境内末社の一つで、天津神社の西、伊部北大窯跡の近くにある神社。窯元六姓の窯元たちが、小さな祠があったこの地に、昭和4年に伊勢神宮から摂末社をいただきこの神社を祀ったとされている。
不老山の南斜面に位置し、忌部神社の社叢を中心に所在。三基の窯跡からなり、忌部神社の西側の傾斜面に二基の窯跡が並行して位置している。北側の一基は室町中期、他の一基は中世末から近世初頭の築窯。
応永18(1411)年以前の創建。浦伊部にあったが、天正7(1579)年に現在地に遷宮。本殿は、延宝6(1678)年の建築で蟇股、虹梁、木鼻の繰形が特にすばらしい流れ造りの堂々とした一間社建築。
天津神社の後方にある不老山の中腹、伊部北大窯跡から少し登った所にある展望台。「備前焼の里」、伊部の町やその南方にある、備前陶器窯跡伊部南大窯跡を一望の下に眺めることができる。
室町後期から江戸初期にかけて備前焼は大窯で大量生産されてきた。江戸後期になると備前焼の需要が低迷、大窯を使用することが非効率となり、規模を縮小した三基の小窯が造られた。その一つがこの天保窯。
ファインセラミックスの造粒、成形、素地加工、焼成、仕上げ加工などに関する確立された製造技術を有し、製品形状の提案、短納期対応、コストパーフォーマンスに力を入れている企業。
備前焼伝統産業会館内に併設されており、隣接して備前焼ミュージアムがある。備前焼の窯元、大窯跡、天津神社など、備前焼関連の主要観光地はこの駅から徒歩で10~15分程度の所にある。
毎年10月の第3日曜日とその前日に開催され15万人前後の観光客で賑わう。備前焼が2割引で展示即売されるほか、「備前焼小町の撮影会」、「各種団体によるコンサートや踊り」など多彩な催しが行われる。
備前市伊部地区を訪れる観光客の方々の駐車場。通勤の方は駐車不可。JR伊部駅の前、国道2号線の向かい側にある。ここからは、備前焼の窯元、窯跡など主要観光地点へ徒歩約10分以内で行くことができる。
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