定東塚・西塚古墳

定東塚古墳

定東塚古墳

この古墳は、それぞれに横穴式石室をもつ、東塚と西塚の2基の方墳で構成されている。石室は、いずれも古くから開口していたが発掘調査の結果、東塚の石室からは4基の陶棺が出土し、西塚からも6基の陶棺と、木棺の痕跡がみつかった。陶棺の形や出土した遺物によると、東塚は、7世紀前半につくられ、続いて西塚が築かれたと考えられる。

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名称  定東塚・西塚古墳
所在地  〒716-1422 真庭市上中津井
TEL  ー
概要 東塚の石室からは、純金のリング2点や金糸をはじめ、鉄刀や鉄鉾(てつほこ)などの
武器、金銅で飾った馬具、鉄製の鋤先(すきさき)や、須恵器・土師器(はじき)など、
多量の副葬品が出土している。純金のリングや金糸は、全国的にもめずらしい。西塚の石室からも、方頭大刀と推定される刀の装具や、馬具、鉄鏃(てつぞく)と、
須恵器・土師器などが出土している。

なお、東塚の墳丘は、石垣状の段をもっており、そこには数回の修築のあとが認められ、
最終的には5段の構造となったと推定される。定東塚・西塚古墳は、この地域の特異な
終末期群のなかで、最古の段階に位置づけられる。(現地案内板)

交通 中国自動車道北房ICより車で約10分
駐車場  ー

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