こうもり塚古墳

こうもり塚古墳

こうもり塚古墳

自然の丘陵を利用して造られた全長約100mの前方後円墳。後円部にある横穴式石室は巨石を用いた全長19.5mに及ぶ巨大なもので、中には家形石棺が安置されている。築造年代は6世紀後半。吉備路風土記の丘の一角にあり散策には最適。

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名称  こうもり塚古墳
所在地  総社市上林
TEL   0866-92-8277 総社市商工観光課
概要  6世紀後半に自然の丘陵を利用してつくられた全長約100mの前方後円墳。

(後円部径55~60m、同高さ8m、前方部長さ約60m)

後円部には、巨石を用いた県下最大横穴式石室があり、長い羨道(せんどう)とその奥の玄室
(げんしつ)とからなっている。

(石室長さ19.4m、羨道長さ11.7m、玄室長さ7.7m、幅3.6m)

玄室には家形の大きなくり抜き式の石棺ー浪形石(井原市上町産出の貝殻石灰岩)製-が
納められている。

ほかにも陶棺(焼き物の棺)や木棺がおさめられており、後記古墳に一般的な複数埋葬で
あったことがうかがわれる。

また、石室内からは金銅装単鳳環頭太刀(こんどうそうたんほうかんとうたち)の柄頭
(つかがしら)や鉄鏃(てつぞく)、馬具、耳環(じかん)、玉類などの装飾品、須恵器
など多数の副葬品が出土している。

この古墳は大きな墳丘や内部の石室、石棺などにみられるように、多くの労働力を集める
ことが出来た支配者層の墳基であることを示している。(現地案内板)

交通  JR伯備線総社駅から車約15分、

岡山自動車道岡山総社ICから車約10分、

山陽自動車道倉敷ICから車約10分

駐車場  普通車200台、バス15台(駐車場から徒歩約5分)

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