水攻め築堤跡(ちくていあと)の調査

水攻め築堤跡の調査

水攻め築堤跡の調査

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平成10年(1998年)の4月から5月にかけて、備中高松城水攻め築堤の遺構状況を確認するため、発掘調査が行われました。
その結果、築堤の大半はすでに削り取られていたものの、現在の水田の下約1mのところで、基底部(きていぶ)が確認された。

堤防の盛り土は、周辺の丘陵部から運び込んだとみられる花崗岩風化土(かこうがんふうかど)が主で、その土層からは、陶器片や五輪塔の断片、骨片などが出土した。
盛り土の最下層では、杭列(くいれつ)などどともに、「土俵(つちだわら)」の痕跡(こんせき)が確認され、築堤の基底部の様相が明らかになった。

また、さらにその下には、深い年度層が堆積しており、築堤以前には一帯が湿地であったと判断された。(現地案内板)

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