岡山市北区は、主要部が旭川の西に位置し、国道2号線付近より北に広がる区域。
4区中最も面積が広く、城下町岡山の都市機能を引き継いだ行政や交通、商業機能の集中する市街地と吉備高原に続く緑豊かな丘陵地からなっている。
岡山県庁や市本庁舎、JR岡山駅岡山空港、山陽自動車道岡山ICがあり、県都機能に加え中四国の交通の要衝として重要な機能を担っている。
また、岡山駅周辺・表町の商業地域、岡山城後楽園を中心とした岡山カルチャーゾーンなどは、人々が集い賑わいと活気溢れる中心市街地を形成している。
一方、北方丘陵地では、桃やマスカットの栽培も盛んで、山麓から西、総社方面へかけては、古代吉備国の中心地時代の古墳群、史跡や風景を残す魅力ある地域、吉備路エリアー岡山地区ーとして多くの人々を呼び寄せている。
また、岡山市街地の南部からは、市庁舎のある大供付近から庭瀬城跡撫川城跡のある陣屋町、庭瀬・撫川へ続く庭瀬往来が伸びており、市街地のすぐ西方には、戦国時代の山城、富山城跡もある。
市街地の北部に横たわる半田山丘陵の北、津高台地から北方は、旧御津郡に該当する地区で昭和になって順次岡山市に編入、平成の大合併では旧御津町旧建部町が編入されている。