本蓮寺 番神堂
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国指定重要文化財 本蓮寺番神堂 昭和33年5月14日指定
法華経を守護する三十番神を祀った神堂で、江戸時代中期に建てられた覆屋(おおいや)の中に、東より東祠(とうし)、中祠(ちゅうし)、西祠(さいし)の三棟の建物が並んでいる。
建築年代は何れも室町時代後期とされている。
中祠の屋根は入母屋造、杮葺(こけらぶき)、向拝(こうはい)付、軒は二軒疎棰(ふたのきまばらだるき)。東祠と西祠の屋根は流造(ながれづくり)、杮葺、軒は一軒繁棰(ひとのきしげだるき)である。
外観が整ったものは東祠で、流造の屋根、軸部、基壇は全体に均整のとれた美しい構成をみせ、細部の格子戸、組高欄の意匠も見事である。
三祠とも、保存が良く、室町時代の小形社殿の様式を示すものとして貴重な文化財である。 瀬戸内市教育委員会(現地案内板)
国指定重要文化財 番神堂(三祠)建築年代
東祠 応仁2年(1468年)建立 中祠 明応年間初期建立 西祠明応9年(1500年)建立