本蓮寺 祖師堂
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県指定重要文化財 本蓮寺祖師堂 昭和57年4月9日指定
創建の年代は不詳。再建の時期については、元禄4(1691)年と明和6(1769)年との二説がある。平面は正面三間、側面四間、中央に向拝をつける。
屋根は入母屋造、本瓦葺、拝みに鰭付蕪懸魚(ひれつきかぶらげぎょ)を吊る。軒は二軒繁棰(ふたのきしげたるき)、組物は支輪をもった出組(でくみ)である。
外観は外陣を全面開放することによって豪快な構造美をみせるとともに、細部の蟇股(かえるまた)、篭彫(かごぼり)の手挟(たばさみ)、虹梁(こうりょう)の絵様などによって華麗なものに仕上げられている。
この祖師堂は県下最大級の規模をもち、平面、構造、外観の整った建物として高く評価できる。 瀬戸内市教育委員会(現地案内板)