本蓮寺

本蓮寺ー天神山よりー

本蓮寺

牛窓港の背後の瀬戸内海を一望できる高台にあり、本堂をはじめとして、番神堂、三重塔など国、県指定重要文化財が数多くある。江戸時代には、朝鮮通信使がこの地に立ち寄る際の宿泊所に当てられていた。

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本蓮寺 本堂

本蓮寺 本堂

本蓮寺 本堂

国指定重要文化財 本蓮寺本堂 現在の建物は、明応元(1492)年の再建。平面は正面五間、側面五間、正面中央に向拝をつける。構造は寄棟造、本瓦葺、斗栱はなく円柱の上に大斗、舟肘木を置いて丸桁を支える。

本蓮寺 祖師堂

本蓮寺 祖師堂

本蓮寺 祖師堂

県指定重要文化財 本蓮寺祖師堂 創建の年代は不詳。再建の時期は、元禄4(1691)年と明和6(1769)年との二説がある。この祖師堂は県下最大級の規模をもち、平面、構造、外観の整った建物として高く評価できる。

名称  本蓮寺
所在地  〒701-4302 瀬戸内市牛窓町牛窓3194
TEL  0869-34-2014
宗派  法華宗
概要  本蓮寺は南北朝時代(1347年)京都妙顕寺座主大覚大僧正の法華堂(現本堂)建立に始まる。

現在の本堂は明応元年(1492年)の再建であり、室町様式に桃山風の装飾が取り入れられている優れた建造物です。

日蓮門下各寺院の本堂としては最も古く番神堂(三祠)、中門と共に国の重要文化財に指定されています。

このほか、祖師堂、三重塔(共に県指定重文)鐘楼などが整っており、優美な姿を形成しており、境内よりの瀬戸内海の眺めもさることながら、海上から観る伽藍も美しい景観を呈しています。 牛窓町教育委員会(現地案内板より)

重要文化財  国指定重要文化財 本蓮寺本堂 昭和17年6月26日指定、

室町時代末期の明応元(1492)年の再建。方五間、正面中央に向拝をつけた
寄棟造り。

国指定重要文化財 本蓮寺番神堂 昭和33年5月14日指定、

様式などから室町時代後期の、応仁年間から明応年間(1467~1500)に近い
年代に建築されたものとみられている。

国指定重要文化財 本蓮寺中門 昭和45年6月17日指定、

切妻造り・本瓦葺き、二本の柱を主柱とする棟門(むねもん)と呼ばれる形式
のものである。

本堂と同じく、室町時代末期の明応元(1492)年の建築と伝えられる。

県指定重要文化財 本蓮寺三重塔 昭和55年4月8日指定、

江戸時代の元禄3(1690)年の建築。

方三間(柱間2.4m)、棟高12.6m、四天柱を有し、心柱を初重の天井裏より建てた一般的な塔で、屋根は本瓦葺、軒は各重とも二軒繁棰(ふたのきしげたるき)、軸部は粽付(ちまきつき)の円柱で台輪を使用し、斗栱(ときょう)、花頭窓(かとうまど)などは禅宗様式。

県指定重要文化財 本蓮寺祖師堂 昭和57年4月9日指定、

再建の時期については、元禄4(1691)年と明和6(1769)年との二説がある。

平面は正面三間、側面四間、中央に向拝をつける。

この祖師堂は県下最大級の規模をもち、平面、構造、外観の整った建物として高く評価できる。

国指定史跡 朝鮮通信使遺跡、牛窓本蓮寺境内 平成6年10月11日
                (現地案内板を参考)

拝観料金  客殿(謁見の間)見学は事前に要予約、布施
拝観時間  客殿(謁見の間)見学は事前に要予約、10:00~16:00
定休日  ー
交通   JR赤穂線邑久駅より牛窓方面行きバス30分、本蓮寺下下車、徒歩5分、

岡山ブルーライン邑久ICより車15分

駐車場  無、付近に瀬戸内市の駐車場があり

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本蓮寺 番神堂

本蓮寺 番神堂

本蓮寺 番神堂

国指定重要文化財 本蓮寺番神堂は、法華経を守護する三十番神を祀った神堂で、江戸時代中期に建てられた覆屋の中に、東より東祠、中祠、西祠の三棟の建物が並んでいる。室町時代の小形社殿の様式を示すものとして貴重な文化財である。

本蓮寺 中門

本蓮寺 中門

本蓮寺 中門

国指定重要文化財 本蓮寺中門は、本堂と同じく明応元(1492)年の建立と伝えられている。門の形式は、二本の柱を主柱とする棟門(むねもん)と呼ばれる形式のものである。簡素ではあるが、全体的に均整がとれ、中世の門として高く評価できる。

本蓮寺 三重塔

本蓮寺 三重塔

本蓮寺 三重塔

岡山県指定重要文化財 本蓮寺 三重塔ー創建の年代は元禄3年(1690年)である。棟高は12.6メートルで、外観は柱、組物、花頭窓の構成が有機的に関連して見事なバランスである。元禄時代の高い文化水準によって完成された華麗な三重塔として高く評価できる。

本蓮寺 境内

本蓮寺 境内

本蓮寺 境内

国指定史跡 朝鮮通信使遺跡、牛窓本蓮寺境内ー江戸時代に日本国と朝鮮国との善隣友好の使者として12回来朝した朝鮮使節団の中心的な役割を担う三使の宿館として四回使用された。しおまち唐琴通りにある朝鮮通信使ゆかりの井戸と一括で指定されている。

本蓮寺 山門

本蓮寺 山門

本蓮寺 山門

本蓮寺 山門 市指定重要文化財ー創建の年代は不詳。現在の建物は18世紀中頃のものとされている。形態は一間一戸の四脚門と呼ばれるもので、門の両側に本瓦葺、真壁造(しんかべづくり)の袖壁(そでかべ)をつける。

本蓮寺 鬼子母神堂

本蓮寺 鬼子母神堂

本蓮寺 鬼子母神堂

本蓮寺 鬼子母神堂ー鬼子母は、夜叉神の娘で性質は荒く、鬼の妻となってたくさんの子供を産んだ。しかし、子供たちを育てるための栄養をつけるため、他人の子供たちを食べるので人々から恐れられていた。

本蓮寺 客殿

本蓮寺 客殿

本蓮寺 客殿

朝鮮通信使が使用した本蓮寺 客殿は、牛窓の町から石段を上がり山門をくぐったところにある。玄関の前には見事なソテツが植えられており、小堀遠州作といわれる庭園がある。この庭園の拝観には予約が必要。

海上から眺める本蓮寺

海上から眺める本蓮寺

海上から眺める本蓮寺

牛窓沖に広がる多島美の海は「日本のエーゲ海」と呼ばれ、牛窓を訪れる人達を魅了し続けている。一方、牛窓港から眼前に浮かぶ前島へ向かうフェリーからの古い町並みとその背後の高台に建つ本蓮寺の眺めも素晴らしい。

本蓮寺 両祖御廟

本蓮寺 両祖御廟

本蓮寺 参道

本蓮寺 参道

 

国指定重要文化財 番神堂(三祠)
東祠 応仁2年(1468年)建立 中祠 明応年間初期建立 西祠明応9年(1500年)建立

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