河畔の町西大寺
西大寺観音院を中心に発展した門前町。吉井川沿いに広がっており、かっては高瀬舟の発着地としても栄えた。「全国都市緑化おかやまフェア2009」跡地に造られた平成の街と西大寺観音院とその周辺に古くからある江戸から昭和にかけての街並みの両方を徒歩圏内で楽しむことが出来興味深い。
Sponsored Link
奈良時代(8世紀中ごろ)の創建と伝えられる古刹で、吉井川沿いに開けた西大寺地区は、門前町として発達してきた。毎年2月の第3土曜日に「裸祭り」がとりおこなわれ、まわし姿の群集が宝木を奪い合う。
五福通りにある建物は、昭和初期、道路拡張のために軒を切り取った際に表面だけを洋風に改装したもので看板建築と呼ばれている。中の建物は江戸や明治時代のままで当時改築はされなかった。
西大寺緑化公園は、2009年開催の全国都市緑化おかやまフェアの主会場跡地に整備された公園で、せせらぎや林床花壇、子ども用遊具のほか、多目的広場、はらっぱ広場、体験学習施設百花プラザがある。
名称 | 河畔の町西大寺 |
所在地 | 岡山市東区西大寺 |
TEL | 086-944-5000 岡山市西大寺観光協会 |
概要 | はだか祭りで知られる西大寺観音院を中心に、発展した門前町。
岡山市の東部、県下3大河川の一つ吉井川沿いに広がっており、かっては高瀬舟の発着地と 2009年には、「全国都市緑化おかやまフェア2009」 この「全国都市緑化おかやまフェア2009」跡地に造られた平成の街と西大寺観音院とその周辺 |
交通 | JR赤穂線西大寺駅から徒歩約15分、
両備バス西大寺バスセンターから徒歩約15分、 岡山ブルーライン西大寺ICより車約5分 |
駐車場 | 西大寺緑化公園駐車場など |
Sponsored Link
「百花プラザ」は、都市緑化・自然保護・環境学習・食育に関して「見て、触って体験する」学習交流施設。多目的ホール・研修会議室・図書室などの施設と緑に関する相談窓口や各種講座の開催をしている。
2009年に開催された「全国都市緑化おかやまフェア2009」の跡地に建設された、ショッピング、カルチャー、スポーツを楽しめる「ココロもカラダも健やかに、暮らしを楽しむ、にぎわいの新拠点」。
昭和54(1979)年、天満屋創業150年の記念事業として、当地に庭園を整備した際に、西大寺愛郷会が土蔵を借り受け、西大寺の歴史・文化などに関する資料を展示し、同年12月9日に開館した。
このあたりは、旧北乃町といい、江戸時代には吉井川の堤で西大寺の港として栄え、問屋の倉が吉井川の河岸に立てならび、通称「浜倉」といった。榎は、高瀬舟の目標となり、舟をつなぐのにも利用された。
岡山市民のための学びの場、集いの場、仲間づくりの場で一定の制約はあるが、だれでも、いつでも利用できる身近な社会教育施設。西大寺観音院の東、吉井川堤防沿いの向洲にある。
西大寺寺記では紀伊の安隆上人が当地に観音堂建立のため来航の途中、犀の角をもった龍神が現われ「この角をもって地をかため本堂を建立せよ」と角を授け、でき上った寺を犀戴寺と名づけられた。
昭和37(1962)年までは、西大寺鉄道(軽便鉄道)の西大寺駅に併設していたが、鉄道の廃止に伴い跡地をバスターミナルに転用した。側には当時の軽便鉄道の車両が保存展示されている。
吉井川河口に観音院の門前町として発展してきた西大寺にある駅。駅前広場には裸群が宝木を獲る様子を描いた彫刻が飾られている。駅は街の北部に位置、南の観音院方面に向かって駅前通りが伸びている。