皷神社宝塔

皷神社宝塔

皷神社宝塔

岡山空港近く、四道将軍の1人として、吉備を平定したとして知られる吉備津彦命の后、高田姫命を祭った皷神社境内にある宝塔。総高約4m、花崗岩製、南北朝時代の貞和2(1346)年の造立。石造宝塔としては県下最大。

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名称 国指定重要文化財 皷神社宝塔 昭和31年6月28日指定
所在地  〒701-1525 岡山市北区上高田3628
TEL   086-295-2298
概要  総高は4.15メートルにおよび、県内屈指の巨大な宝塔で、花崗岩製である。

最下部の基盤には、力強い複弁の反花を刻んでいる。

基礎(塔本体の乗る方形の台)は、正面の格狭間に一対の孔雀、左右の面にそれぞれ別の
意匠の蓮華を刻んでいる。

塔身の正面には、方形の龕(窪み)を穿ち、金剛界大日如来坐像を彫刻し、左右側面には
扉形をつくり出している。

塔身の上の軸部から笠石の裏にかけては、木造建築を忠実に写した降棟や軒裏の垂木まで
も刻み出している。笠石上には巨大な相輪をのせている。

製作年代は、塔身の裏面に「大勧進沙門正円、貞和二年十月二日、造立元大工妙阿」と
銘が刻まれている事から、南北朝期の1346年に造立されたことがわかる。

なお大工、妙阿は、葦守八幡神社の石鳥居を康安元(1361)年に造った事が知られている。

平成4年3月  岡山市教育委員会(現地案内板)

交通  JR吉備線足守駅より車で約15分、

岡山自動車道岡山総社ICより車で約20分

駐車場  普通車30台

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