門前町宮内(もんぜんまちみやうち)

門前町宮内

門前町宮内

門前町宮内ー宮内とは江戸時代の備中国賀陽郡宮内村のこと。備中国一宮の吉備津神社の門前町が起源。吉備津神社は、古くから吉備津宮として知られ、平安時代には名神大社(みょうしんたいしゃ)に列せられ、天慶(てんぎょう)3年(940年)には神階(しんかい)としては最高位の一品となった。地方の神社としては破格の厚遇といえる。

江戸時代になると、宮内は門前町として栄え、山陽道でも屈指の遊興街を形成していた。井原西鶴の著した「好色一代女」にも備中宮内として出てくる。岡山県指定重要無形民俗文化財の宮内踊りは、当時の門前町の賑わいを伝えている。(現地案内板より抜粋)

神領会所

神領会所

神領会所ー江戸時代、三代将軍徳川家光から交付された朱印状によって御朱印領となった宮内村を支配するための会所跡。神領役所ともいわれ、江戸時代の絵図によると、長屋門をくぐって広場となり、その南側に屋敷を構えていた。

藤井高尚旧邸

藤井高尚旧邸

藤井高尚は、江戸時代後期の吉備津宮の社司で、著名な国学者であり、本居宣長の高弟でもあった。高尚は自分の屋敷を師宣長の「鈴屋にならって「松の屋」と称した。中国地方をはじめ、京都、四国にも多くの弟子があり、王朝文学を教えている。

門前町宮内-2

門前町宮内-2

Follow me!