西寺町

西寺町

西寺町

寺院の多いこの付近を西寺町と云う。城下の東西に寺町を作ったのは防衛上の潜在要塞といわれる。津山が西方の固めを重視したのは西国大名に対する備えによる。

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寛文のころ、この付近の四町内が城下に編入されたが、当時この町内には二十か寺があった。現在は十二か寺になっている。

天台、真言、臨済、日蓮、浄土、曹洞の各宗寺院があるが、そのうち愛染寺の鐘楼門は市文化財指定、妙法寺は市内最大の本堂、蘭田川べりの泰安寺は松平家の菩提寺、その南隣の成道寺の門は津山藩学問所のものを移した。

この前の道を北へ進むと小田中城西通りに出るが、その付近も寺院は多い。

愛染寺 鐘楼門

愛染寺 鐘楼門

高室山 愛染寺

鐘楼門の両脇に仁王堂が附属する正保元(1644)年建立の鐘楼門及び仁王堂は岡山県指定重要文化財。軒唐破風付き入母屋造り、檜皮葺の変形四脚門で、旧出雲街道に沿って立つ姿は、この寺の象徴となっている。

泰安寺 本堂

泰安寺 本堂

天崇山 泰安寺

慶長8(1603)年津山藩主として入国した森忠政に従ってきた旧領美濃国の金山涅槃寺住職前蓮社眼誉が南新座に創建した覚王山涅槃寺にはじまり、元禄11(1698)年には津山藩松平家の菩提寺となる。

 

津山西寺町界隈案内図

津山西寺町界隈案内図

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