大隅神社

奈良時代の和銅年間(707~715)以前の創建と伝えられる古社で、かっては津山城の鬼門守護神であった。現神社の神門は、明治維新以後に津山城内の門を移築したもので、津山市指定重要文化財となっている。

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大隅神社 神門

大隅神社 神門

名称  大隅神社
所在地  津山市上之町78
TEL  0868-24-3310
祭神  大己貴命、少彦名命
由緒  当神社は、地域の山澤、原野を開拓し、国造りの化身と崇められた豊手という人が、
出雲国天日隅宮(今の出雲大社)の大神を勧請し「依之日之宇称」大者讃其徳也
故名大隅宮と云い、これが鎮座の起源と伝えられる。

古くは国司の奉幣に預り、降って大正年間(1573年~1590年)宇喜多直家が当国を
領するに当たり、甲冑、刀剣を献納した。

その後、森忠政候が美作国守として鶴山に築城し、藩政を敷き、城下町の賑わいが宮川以東に
及び、橋本町、林田町、勝間田町、中之町、西新町、東新町等の商家の軒が連なるに至り、
元和6年(1620年)3月23日林田村より上之町の現在地に遷し、爾来大橋以東の産土神として
多くの人々に崇敬されている。

また当神社は、鶴山城鬼門守護として国主の崇敬特に厚く代々の国主により社両の寄進、
社殿の造営修理など行われてきた。

現在の本殿は、貞享3年(1686年)8月に再建されたものである。

文化財 津山市指定重要文化財 大隅神社 神門
神門 この門は、もと津山城内にあった門で、明治初年、修道館(現在の鶴山館)の表門に
使われていたものを、いくた多の変遷をたどって大隅神社の神門として使用されるように
なったものです。

従って普通に設計された門とは異なり、用材は太く工法も粗野ですが、津山城の遺稿の
ひとつとして珍しいものです。

構造は、門の幅3.93m、側面の幅2.24mで、屋根は切妻造、本瓦葺です。

通路の高さは乗馬で通行できる程の高さで、城門として使用されていたことがうかがわれます。

建築様式としては、薬医門様式と呼ばれるもので、主柱2本(角柱)と控柱(角柱)2本で
切妻屋根を支え、屋根の重心は本柱に寄りかかっている様式であります。

祭日  元旦祭 1月1日、節分祭 2月節分日 、夏越祭 7月18日 、秋季大祭 10月第3日曜日、
七五三祭 11月15日、除夜祭 12月31日、月次祭 毎月
交通  JR津山線津山駅より徒歩約20分、

中国自動車道津山ICより車で約15分

駐車場  ー

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