素隠居
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素隠居とは、阿智神社のお祭りの御神幸の獅子に付き添う、じじ・ばばの面をかむった若者のこと。その由来は元禄時代、神輿の行列が町内を巡る神事(御神幸)に戎町では雌雄の獅子を出してそれに沢屋のじいさん、ばあさんが付き添っていた。その後足が弱った沢屋のじいさんがじじ・ばばの面を作らせ若者にかむらせて代わりをさせたのが始まり。
明治時代になってこれが他の町内にも広がり、昭和の初期になって素隠居またはらっきょう(面の形が似ている為)と呼ばれだした。うちわでたたかれると元気で賢くなるという言い伝えがある。
祭の日に、子供らは「らっきょう、くそらっきょう」と叫びながら素隠居に追われて逃げまわっていたとか。