旧矢掛本陣

旧矢掛本陣石井家住宅

旧矢掛本陣

宿場町で本陣と脇本陣が対になって共に国指定重要文化財としてその姿を残しているのは全国でもここ矢掛宿のみ。かって大名が出入りした御成門、正面中央に唐破風付きの玄関など当時の本陣の構えが良く保存されている。

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名称  国指定重要文化財 旧矢掛本陣石井家住宅 昭和44年6月20日指定、追加指定 昭和58年6月2日
所在地  矢掛町矢掛3079
TEL  0866-82-2700 旧矢掛本陣受付案内所、

0866-82-2110 やかげ郷土美術館内やかげ本陣を守る会事務局

概要  石井家は江戸時代初期(1620年頃)この地に居を構え、中期以降は代々大庄屋を
勤めるかたわら、本陣を兼ねた旧家で、元禄頃からは酒造業を営んで繁栄したという。

屋敷地は旧山陽道に面し、間口がおよそ20間、約千坪ある。

街道に沿って東半に主屋、西方に座敷、御成門を配し、主屋の背後東側には米倉、
酒倉、絞り場、麹室が建ち並び、西方には内倉、西倉、中門、隠居所、番所等があり、
南面敷地境に裏門、座敷、長屋がある。

これらの建物は、一部安永・天保頃のものもあるが、幕末から明治21年頃までに
現在の姿に整ったものと考えられる。

主屋は前面の「店棟」、「店棟」の下手から南に「台所棟」、さらに西方に「居室棟」
がそれぞれ棟を違えてつづき、中央に中坪がある。

建築年代は安政頃「店棟」の建築に取り掛かり、「南座敷」、「台所棟」、「居室棟」
と順次建設し、明治21年頃完成した。その後、大正10年頃と昭和20年前後に修理を
行っている。

さらに昭和61年から平成3年にかけて、大規模な修理を行い、現在に至っている。

主屋の西方に接続する座敷は5室からなり、正面中央に唐破風付きの玄関を構える。

襖の墨書から、天保3(1832)年の建築であることが知られる。

主屋の立替にともなって東側九畳のトコ構えの一部を変更し、明治末から大正頃に
かけて屋根葺き替え修理等があり、このときに12畳西側の大トコ等の改造が行われた。

矢掛町教育委員会(現地案内板より抜粋)

特色  屋根裏の壮大な木組、白壁、鬼瓦、虫籠窓、なまこ壁など日本民家の美しさを象徴。
料金  (個人)大人400円、小・中学生200円、

(団体)大人300円、小・中学生150円(20人以上)

開館時間  3月~10月ー9:00~17:00、11月~2月9:00~16:00(入館は閉館30分前まで)
休館日  月曜日(祝日の場合は翌日)
交通  JR山陽本線新倉敷駅より矢掛行バス30分、矢掛西町下車すぐ、

井原鉄道井原線矢掛駅より徒歩約8分、

山陽自動車道鴨方ICより車約20分

駐車場  普通車30台、バス2台(宿場町矢掛の観光客用駐車場)

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