藤戸寺ー源平藤戸合戦ー

藤戸寺

藤戸寺

毎年6月の中旬頃になると、平家物語の冒頭に出てくる沙羅双樹の花の開花が報道される藤戸寺。佐々木盛綱が源平藤戸合戦の戦没者と、盛綱に浅瀬の場所を教えたが口封じの為殺害された漁夫の霊を弔った寺、としても知られており訪れる人も多い。

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名称  補陀落山 藤戸寺ー源平藤戸合戦ー
所在地  倉敷市藤戸町藤戸57
TEL  086-428-1129
宗派  高野山真言宗
本尊 十一面千手観世音菩薩
概要 慶雲2(705)年藤戸の海から千手観音が浮かび上がりそれを安置したことに始まる。

その後の天平年間(729~748)諸国を行脚していた行基が、安置されていた千手観音
を本尊として創建したと伝えられる名刹。

本堂をはじめ多くの堂塔伽藍を備えていたが、戦国の時代の中盛衰を繰り返した。

江戸時代に入り備前藩主池田家の崇敬により寺領が安堵、再興され、天明元(1781)年
には5代藩主池田治政の命により本堂が再建された。

毎月旧暦21日は、弘法大師の縁日で「藤戸のお大師様」として親しまれ、早朝より
参拝者や露店で賑わう。

特色 平安時代末期の寿永3(1184)年旧暦12月の源平藤戸合戦で勝利し、この地を拝領した
源氏方の武将、佐々木盛綱が、源平両軍の戦死者と自分が刺した漁夫の霊を弔うため、
大法要を営んだといわれる。

本堂の東側には、鎌倉時代中期ー寛永元(1243)年ー源平合戦で亡くなった兵士達の供養
のため建立された石造五重塔婆(県指定重要文化財)が立っている。

謡曲「藤戸」の寺で、謡曲・歌舞伎を演ずる人や俳句等で訪れる人が多い。

また、境内には平家物語の冒頭に出てくる「沙羅双樹」(別名 夏ツバキ)が植えられて
おり、6月中旬には客殿を開放して「沙羅の花を観る会」が開催されている。

交通  JR山陽本線倉敷駅より車約20分または児島方面行バス20分藤戸下車、

瀬戸中央自動車道水島IC下車車約10分

駐車場  有り(門前に各5台程のものが三ヶ所)

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