家形石棺の底石ー尾上八幡宮・天神様の台石の前側の石ー

天神様の台石の前側の石

天神様の台石の前側の石

ここ尾上八幡宮境内に祀られている天神様の台石の前側の石は、吉備の中山の横穴式古墳石室に葬られた組合せ式家形石棺の底石を転用したものです。

吉備の中山では、約30基の横穴式古墳石室が確認され、尾上の石舟古墳を含めて石棺が五個出土しているが、いずれも播磨龍山産の龍山石です。

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県下の多数の横穴式古墳の中で石棺を有するものは十数基に過ぎないことから、吉備の中山出土の五個の石棺は、古墳時代後期における当地域の特別な状況を示しているものとして注目されます。

大きさー長さ186㎝、幅83㎝、厚さ17㎝
時期ー古墳時代後期(5~6世紀)の石棺と推定
産地ー播磨(兵庫県)加古川流域龍山(たつやま)産の龍山石(現地案内板を参考)

家形石棺の底石

家形石棺の底石

家形石棺の底石-2

家形石棺の底石-2

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