尾上八幡宮

尾上八幡宮

尾上八幡宮

尾上八幡宮は、吉備の中山の東側に突き出した台地上に鎮座しており、南東方面の眺望に優れている。創建は永保元年(1081)で、祭神は応神天皇、神功皇后、中山主命。

薬師寺慎一氏は、その著書「吉備の中山と古代吉備」(吉備人出版)の中で「古代、吉備の穴海がこの付近まで及んでいた頃、船で吉備の国に着いた人たちのうち、吉備の中山の西側から入る人達は川入八幡神社の鎮座している丘の上で、また東側から入る人達はこの尾上八幡宮の鎮座している丘の上で、吉備に無事についたことを吉備の中山の神に祈る祭りを行っていたのではないか」という趣旨の記述をしている。

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尾上八幡宮 拝殿

尾上八幡宮 拝殿

尾上八幡宮 本殿

尾上八幡宮 本殿

名称 尾上八幡宮
所在地 〒701-1212 岡山市北区尾上1530
TEL 086-284-0031(宮司宅)
祭神 応神天皇、神功皇后、中山主命
創建 永保元年(1081年)
旧社格 村社
特色 境内にある天神社の台石の前の石には吉備の中山の古墳の石棺の底石が使用されている。
主な祭典 元旦祭ー1月1日、除厄祭ー成人の日、秋祭りー10月第3土曜日・日曜日
交通 JR桃太郎線 備前一宮駅から徒歩約20分

岡山自動車道総社ICから車で約20分

駐車場 無し

 

尾上八幡宮東方のパノラマ

尾上八幡宮東方のパノラマ

天神様の台石の前側の石

天神様の台石の前側の石

天神様の台石の前側の石

ここ尾上八幡宮境内に祀られている天神様の台石の前側の石は、吉備の中山の横穴式古墳石室に葬られた組合せ式家形石棺の底石を転用したもの。吉備の中山では、約30基の横穴式古墳石室が確認され、尾上の石舟古墳を含めて石棺が五個出土しているが、いずれも播磨龍山産の龍山石。

岡山城内石山にあった倉庫

岡山城内石山にあった倉庫

岡山城内石山にあった倉庫

この土蔵(尾上八幡宮の倉庫として使用)は、かって岡山城内石山にあった倉庫を移築再建した建物。土蔵の棟に「岡山城内 石山倉庫之内 小倉ヲ請求シ村内 字中石 機器倉トスル。上棟者 深井永五郎」と書かれていることから証明される。

吽形・阿形の備前焼狛犬

吽形・阿形の備前焼狛犬

吽形・阿形の備前焼狛犬

備前焼の狛犬ー尾上八幡宮ー狛犬は医師で作られたものが多いが、ここ尾上八幡宮の狛犬は備前焼で造られている。一方が口を開き、他方は口を閉じた「阿吽(あうん)の形をしている。備前伊部住 木村新七郎作の銘が刻まれ、江戸時代後期の作と思われる。

保存樹 クスノキ

保存樹 クスノキ

保存樹 クスノキ

尾上八幡宮の境内にある保存樹のクスノキ。指定番号第86号・第87号の二本のクスノキがある。第86号は、推定樹齢100年、樹高20.0m、幹周1.3m、第87号は、推定樹齢150年、樹高25m、幹周1.6m、いずれも指定年月日平成18年3月31日

佐留女神社

佐留女神社

佐留女神社

佐留女神社は、高天原で須佐之男命の悪戯に怒って天の岩戸に隠れた天照大神を、神々の歌に合わせておもしろおかしく踊り、天の岩戸から誘い出した天宇受売命を祀った神社。芸能の神様として崇拝されている。

稲荷神社

稲荷神社

稲荷神社

この稲荷神社は、京都の伏見稲荷大社の祭神 宇迦之御魂大神の分霊をお迎えしてお祀りしたものと考えられている。伊勢神宮、外宮の祭神豊宇気比売神と同神視される神で、食物、農業、商業などに携わる多くの人々から信仰され全国の神社の中で最も数が多いのが稲荷神社。

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尾上八幡宮 参道

尾上八幡宮 参道

尾上八幡宮 北参道

尾上八幡宮 北参道

尾上八幡宮 北側より

尾上八幡宮 北側より

尾上八幡宮裏より吉備の中山方面

尾上八幡宮裏より吉備の中山方面

富山城跡方面ー尾上八幡宮よりー

富山城跡方面ー尾上八幡宮よりー

花尻・白石方面ー尾上八幡宮よりー

花尻・白石方面ー尾上八幡宮よりー

吉備の中山方面パノラマー県道61号線よりー

吉備の中山方面パノラマー県道61号線よりー

一宮・矢坂方面ー尾上八幡宮よりー

一宮・矢坂方面ー尾上八幡宮よりー

尾上八幡宮の森ー県道61号線よりー

尾上八幡宮の森ー県道61号線よりー

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