吉川八幡宮
旧黒山村に第15代応神天皇の巡幸があったと伝わる天安元(857)年に八幡宮を祀ったのが始めといわれる。平安時代後期の永長元(1096)年になって現在地に遷座、京都・岩清水八幡宮の別宮として繁栄した。本殿が国指定重要文化財で、随身門と拝殿が岡山県指定重要文化財に指定されている。
Sponsored Link
室町時代の応永12(1405)年建立の正面が5.4m、側面2.9mの入母屋造り、檜皮葺きの八脚(やつあし)門。
元治元(1864)年建造、切妻造り、妻入栩葺きの縦長拝殿で海老虹梁で本殿と繋ぐ。県指定重要民俗文化財「吉川八幡宮当番祭」で伝統的に使用され、神社建築および祭礼を考える上で貴重な建物である。
室町時代初期の応永2(1395)年再建時の棟札があるが、組み物や蟇股などの特徴から、室町時代後期の建造とみられている。本殿を建てるときには、縦挽(たてび)きの鋸(のこ)が一切使われていない。
名称 | 吉川八幡宮 |
所在地 | 吉備中央町吉川3932 |
TEL | 0866-56-7419 |
主祭神 | 仲哀天皇、神功皇后、応神天皇 |
京都の岩清水八幡宮の別宮として永長元年(1096)に創建されたという。
「岩清水八幡宮文書」によれば、備中国吉川保に御調(みつぎ)、別宮(べつぐう)、 平安時代末期吉川が石清水八幡宮の荘園であった事から、両神社の関係は特別深かった。 鎌倉時代に書かれた「古事談」によれば石清水八幡宮の楽人、元正(もとまさ)が当社の大祭に 吉備中央町教育委員会 (現地案内板より) |
|
文化財 | 国指定重要文化財 建造物 吉川八幡宮本殿 大正14年4月24日指定、
岡山県指定重要文化財 建造物 吉川八幡宮随身門 昭和59年4月10日指定、 岡山県指定重要文化財 建造物 吉川八幡宮拝殿 平成12年3月28日指定、 岡山県指定無形民俗文化財 吉川八幡宮当番祭 昭和30年3月18日指定 |
自然 | 岡山県指定郷土記念物 吉川八幡の森 昭和57年3月19日指定 |
交通 | JR岡山駅より吉備高原都市行きバス40分、吉川下車すぐ、
岡山自動車道賀陽ICより車約15分 |
駐車場 | 約50台(隣接の吉川公民館) |
Sponsored Link