宗形神社
宗形神社は、延喜式神名帳にも記載されている備前国の古社の一つで、宗形の三女神を祭っており、天神山城主 浦上宗景が永禄年間に再建したことが棟札に書かれている。付近には竪穴式住居の遺跡や須恵器等の埋蔵物の出土が多く、古事記に記載されている仁徳天皇と黒姫の伝説もある。
また、社殿をとりまく社叢は原生に近い姿でよく保存されており、上層にはアカガシ、モミが優占し、下層にはユズリハ、アオキ、ヤブツバキ、カクレミノ、ヤブコウジ、チトセカズラが生育している。
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名称 | 宗形神社ー山方の大宮ー |
所在地 | 〒701-2525 赤磐市是里3235 |
TEL | ー |
祭神 | 多紀理比売命、市寸島比売命、多岐都比売命、 |
創立 | 不祥、4世紀頃筑前の宗像神社を勧請との言い伝え。延喜式内社。 |
特色 | 仁徳天皇と黒比売(くろひめ)との悲恋の伝説地。 |
文化財 | 岡山県指定重要文化財(建造物)宗形神社 鳥居 平成21年3月10日指定 |
赤磐市指定重要文化財(建造物)宗形神社 本殿 平成17年2月指定 | |
祭り | 宗形神社 秋まつり 10月中旬 400年前から伝わる古式ゆかしい獅子舞を奉納 |
郷土記念物 | 宗形神社の社叢 昭和51年3月30日指定 |
交通 | JR岡山駅より林野・湯郷温泉行宇野バスで60分、周匝下車、車で約20分、
山陽自動車道山陽ICより車で約60分 |
駐車場 | 無し |
現地案内板を参考
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鳥居は神社境内の東端にあり、高さ約3.7m、幅約4.9mをはかる石造の明神鳥居である。明神鳥居は笠木や島木の両端が反り上がる特徴をもつ、石材は凝灰岩の中でも緻密な材質のものを用い、粗いたたき仕上げとなっている。
天神山城主 浦上宗景により永禄5年(1562)に再建。江戸時代、数度屋根の改修と土台を修理。三間社流造で屋根は元檜皮葺、正面と側面に高欄付きの廻縁がつく。軒を支える組物の形態や彫刻に、再建された中世末期の建築様式が残っている。
吉備高原の東部台地上に位置、神社と社叢がうまく調和し郷土的景観を形成。社叢には、アカガシ、モミが優占、下層にユズリハ、アオキ、ヤブツバキ、ヒサカキ、シロダモ、テイカカズラ等が生育、この地方の原植生をよくとどめている。
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