古第三紀吉備層群周匝層
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ここ赤磐市周匝にある吉井B&G海洋センター多目的広場の法面には、今から約3,400万年前にアジア大陸を流れていた河川と谷が大量の礫と砂によって埋め立てられてできた地層が露出している。よく見ると河原に見られる丸みを帯びたこぶし大から人の頭を越える大きさまで様々の大きさの礫が露出し、或いは転がっている。
この地層は、この地がまだアジア(ユーラシア)大陸の周辺部に位置し、そこに流れていた河川由来の地層(古周匝川に堆積した地層)で、古第三紀吉備層群周匝層と名付けられている。
古周匝川は、現在の吉野川上流(美作市)からここ赤磐市吉井地域をとおり、和気町大成峠、赤磐市桜が丘、岡山市東区へ延びているのが確認される。(参考資料:株式会社 蒜山地質年代学研究所発行 地質技術 第8号 19-29頁(2018)吉井川中・下流域のジオサイト候補見学会 竹下浩征・乙藤洋一郎および現地案内板)
名称 | 古第三紀吉備層群周匝層ー古周匝川に堆積した地層ー |
所在地 | 〒701-2502 赤磐市草生1 赤磐市吉井B&G海洋センター多目的広場脇 |
TEL | 086-954-2323 |
特色 | 日本列島がまだアジア(ユーラシア)大陸の端に位置していた頃に流れていた川の地層やその時に川の流れで削られた礫を見ることが出来る。
この地は兵庫県の西端部から岡山県、そして広島県東部にかけて広がる吉備高原の一部を構成しているが、この吉備高原が大きな塊としてアジア大陸から分離した安定した地盤であることを証明している。 赤磐市周匝にある地球史研究所を中核施設としたジオパーク構想でジオサイト候補地の一つとされている。 |
交通 | JR岡山駅より車で約60分
山陽自動車道山陽IC、または和気ICより車で約30分 |
駐車場 | 普通車100台、バス5台 |
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