吉備層群周匝層と舞鶴層ー吉井グラウンドー

吉備層群周匝層と舞鶴層ー吉井グラウンドー

吉備層群周匝層と舞鶴層ー吉井グラウンドー

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赤磐市吉井B&G海洋センターの下にある野球場ー吉井グラウンドー脇の斜面には、周匝層ー今から約3,400万年前にアジア大陸を流れていた河川と谷が大量の礫と砂によって埋め立てられてできた地層ーの崖錘性堆積物と基盤岩ー舞鶴層ーとの境界が確認でき、赤磐市周匝にある地球史研究所を中核施設としたジオパーク構想でジオサイト候補地の一つとされている。ー参考資料:株式会社蒜山地質年代学研究所発行地質技術第7号2頁ー

吉備層群周匝層と舞鶴層群説明図ー吉井グラウンド脇斜面ー

吉備層群周匝層と舞鶴層群説明図ー吉井グラウンド脇斜面ー

株式会社蒜山地質年代学研究所発行地質技術第7号2頁より

名称 吉備層群周匝層と舞鶴層ー吉井グラウンドー
所在地 〒701-2502 赤磐市草生921-2
TEL 086-954-2323 赤磐市吉井B&G海洋センター
利用時間 8:00~21:00 日曜・祝日は8:00~17:00 グラウンドを利用している場合は入れない可能性も有りますので、詳細は赤磐市吉井B&G海洋センターへ問い合わせ下さい。
特色 この付近の礫岩は、約3,500万年前のアジア大陸を流れていた川(古周匝川と仮称)を埋め立てた砂礫層が凝結したもので、この礫岩の基礎となる岩石はペルム系舞鶴層群の粘板岩で、吉井グラウンド外野席側の斜面に両岩石の境界(垂直な不整合面)が見られる。

日本列島は、新第三紀と呼ばれる地質時代の初め頃(約2,400万~1,500万年前)にアジア大陸東縁から分離され(日本海拡大)、何百kmも移動して造られたと考えられている。そのため、日本列島の各所で日本海の誕生とその拡大運動に伴った大規模な褶曲、断層、隆起・沈降運動が起こり、岩石や地層は変形・変位し、浸食と削剥が進行した。しかしながら、赤磐市を含む吉備高原には日本海の拡大以前に形成された”川と谷の化石”が数千万年間も消滅することなく、また、より新しい地層によって完全に覆われることもなく、残っている。ー参考資料:株式会社蒜山地質年代学研究所発行地質技術第7号38頁ー

交通 山陽自動車道山陽IC、または和気ICより車で約30分
駐車場 有り

 

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