苦木の瀬ー河(高)ノ瀬ー
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苦木の瀬は、吉井川を高瀬舟で往来していた時代の難所で別名河ノ瀬(こうのせ)とも呼ばれていた所。
吉井川は水量が多く、穏やかな流れの川ですがここでは急な曲がりと浅瀬から川の流れが速く、舟が岸にぶつかり、けがをする人や積み荷が流されることも多かった。
この場所を安全に下るため、矢田の大庄屋佐分利甚四郎が中心となり、明治14(1881)年から16年の歳月をかけて長さ116メートル、幅10メートル程度の舟通しを築いた。
その後、高瀬舟の航行は、昭和6年2月に片上鉄道が柳原まで開通したことに伴い、次第になくなった。
現在ある石堤は、平成10年の台風により、大部分が流出したが、往時の姿を再現するため、被災を免れた部分を参考に復元したもの。(現地案内板より)
名称 | 苦木の瀬ー河(高)ノ瀬ー |
所在地 | 〒709-0505 和気町苦木 |
TEL | ー |
特色 | 苦木は舞鶴層群と夜久野岩類と呼ばれるベルム紀の海底岩石の境界に当たるところで、吉井川を運行する高瀬舟にとって最大の難所であった。(参考資料ー株式会社 蒜山地質年代学研究所発行 地質技術 第8号26頁)
赤磐市周匝にある地球史研究所を中核施設としたジオパーク構想でジオサイト候補地の一つとされている。 |
交通 | 山陽自動車道和気ICより車で約20分
旧片上鉄道の跡地を利用したサイクリングロード「片上ロマン街道」の旧「苦木駅」付近 |
駐車場 | ー |
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