大山隠岐国立公園の内、大山とその広大な裾野を含む地域。鳥取県に属する地域だが、蒜山高原を訪問した人々の多くはこの大山も訪れる場合が多く、蒜山高原と一体の場所として掲載。
大山の裾野には、蒜山高原から境港まで通じる、「大山パークウェイ」が走っており、この道を利用すと、鬼女台展望台から鏡ヶ成などの奥大山地区、鍵掛峠を経由して桝水高原まで、ダイナミックに移り変わる眺望の変化を楽しむことができる。
大山観光や登山の中心は、なんといっても大山寺地区。
麓には、広い駐車場や大山情報館、大山自然歴史館など大山に関する情報発信の公共施設が揃い、隣接して西日本一のスキーリゾートがある。石畳の参道沿いには、みやげ物店、食事処や宿泊施設、大山寺信仰の歴史が刻まれた地蔵尊や石碑が並び、大山寺、そして大神山神社奥宮へと続いている。
参道右側のブナの園地から佐陀川河原にかけても、金門、僧兵荒行の岩など古くから山岳信仰が盛んであったことを伝える所がある。